TEDが面白い!
最近、TEDにハマっています。
TEDとは、いろんな方面で活躍している第一人者がアイディアを共有するためプレゼンテーションを行うイベント。
このプレゼンの内容はネット上で無料で見ることができます。プレゼンテーションの多くは英語で行われますが、最近では日本語字幕がつけられているものも多く、英語がわからなくてもなんの問題もなく楽しめます。
もともとはTwitterで知ったのですが、始めは「こんなのがあるんだなあ」くらいにしか思っていませんでした。
でも、なんの気なしに見てみると、あまりの面白さにどんどん惹きこまれていきました。
「なんでただのプレゼンテーションなのに途中で飽きたりしないんだ?
日本のテレビ番組みたいに大げさなテロップも効果音もないのに!
今までに考えたこともなかったアイディアだ!すごい!
日頃なんとなくモヤッとしていたものを、ハッキリさせてくれた!
しかも超わかりやすく!」
衝撃でした。
「講演」「英語」なんて聞くとちょっととっつきにくいと思いますが、見始めたら惹きこまれること間違いなしです。
TEDで語られる内容は本当に多岐に渡り、面白いものがたくさんあるのですが、ここは主夫のブログなので今回は「子育て」に関連するテーマのプレゼンテーションを3つ紹介します。
ルーファス・グリスコムとアリサ・ヴォルクマン : 子育てのタブーを語ろう
これは先日NHKでも放送された内容。Twitterでも紹介しましたが、このプレゼンは幼児を子育て中の、今の僕に大ヒットでした。
「子供を愛せないとは言えない」
「流産のことを語れない」
「子供を持つと、”幸せの平均値”が下がる」
といった子育てのタブーに切り込みます! 育児中の方は必見!
ケン・ロビンソン「学校教育は創造性を殺してしまっている」
こちらはもう少し子供が大きくなってきたら考えさせられる、「教育」の問題について。
小難しい話は一切なく、会場は笑いの連続です。しかし言っている内容は革新的で、僕はかなり共感しました。
今の学校教育はなにが基準で教科が決められているのか? なぜ数学や言語の勉強が偉くて、ダンスの勉強は偉くないのか?
「社会に役立つ」という基準はなんなのか? これからほとんどの子供が大学卒業のステータスを持つようになる未来、大学という存在は職を得るために必要不可欠なものなのか?
ちょっと自分語り。
僕自身、シンガポールとアメリカの学校に通い、思春期の頃は日本の教科書ではほとんど勉強してきませんでした。国によって、教育内容って全然違うんですよ。でも僕はこうやってそこそこ幸せにやっているわけで。
この経験から今思うのは
「教育って、もっと自由で楽しいものでいい」
ということ。僕は、教育において、日本の学校教育はあくまで「補助」的なものと考えています(もちろん日本人として育てますし、最低限の知識は身につけさせてあげたいけど)。
「自分を教育するのは、親でも学校でもなく、最後は自分」
子供には、そんな風に思ってもらいたいです。
小室 淑恵 長時間労働をやめることで、社会の問題は解決できる
最後は、子育ての天敵「長時間労働」について。
これに関してはこのブログでも以前こんな記事を書いて賛否両論頂きました。
子育て世代にとって、この長時間労働問題は他の様々な問題を生み出す諸悪の根源です。「長時間労働をして幸せになった」なんて話は聞いたことがありません。なのになぜ皆やめられないのか!?
(株)ワーク・ライフ・バランスの社長、小室淑恵氏のプレゼンテーションは、大きなヒントになります。
こんなところにも子育てのヒントがゴロゴロ転がっていたなんて。
親も、日々勉強あるのみですね。