先日の結婚相手を選ぶ基準の話を書いている時に思い出した話がありまして。
「愛している」という理由で結婚相手を選ぶのって、実はそんな簡単なことじゃないのかも
ちょっと前に僕の女友達、ミカさん(仮名)が結婚したんです。
地方での挙式だったもんで、東京の仲良いグループで一緒に飛行機乗って、向こうで一泊したんですよ。
で、次の日ミカさんにその地方を観光案内してもらったんですね。
ほぼ丸一日一緒にいたので、グループの皆で観光しつつ、ミカさんにいろいろ話を聞いたんです。
「結婚、なにが決め手だったの?」
「プロポーズの時はどんな感じだったの?」
グループの中には独身女性もいたので、婚活の話は盛り上がりまして。
そしたらですよ。
ミカさんの婚活の話が予想以上にすごくて。
皆「どこで出会った人なの?」
ミカ「もうすでに出会ってた人だった」
皆「!?」
ミカさん、ケータイの連絡先を全部洗い出し、可能性のある人を取捨選択していったそうです。
ミカさん曰く
「今から王子様に出会うわけがない、30超えたらもう今まで出会ってきた人達が自分の人生の結果」
た・・・確かに・・・!
確かにそうなんだけど、なかなかそう思うのって勇気いるんじゃ・・・!
そして皆、聞くわけです。
皆「い、いやいや、まあそうはいっても、今まで会ってきた人達は”なんかイマイチ”と思ったから恋愛に発展しなかったわけでしょ?じゃあ可能性は薄いんじゃないの!?」
ミカ「私は今まで多くを求めすぎてたところがあって。そんな完璧な人がいるわけがないし」
皆「でも、誰でもいいってわけにもいかないでしょ」
ミカ「うん、だから、結婚の条件を3つに絞った」
皆「!!??」
ミカ「すごく考えて、考えて、本当に自分が結婚相手に求めるものはなにかな、って3つ考えたの。で、それに当てはまる人をケータイの連絡先から選んだの」
皆「でもさ・・・それだと他の条件が酷い場合もあるじゃない」
ミカ「それは結婚条件としては無視する。今後変わっていけばいい」
皆「!!!???」
す、すごい・・・!
結婚相手は、まだ出会ってない空想の人ではなく、すでに出会っているケータイの連絡先にいる現実の人、とか、
結婚相手の条件は、「こういう条件が欲しい」ではなく、「こういう条件以外は無視する」とか、
一見突飛だけど、理由を聞くとこの考え方は結構理に叶っている・・・!
で、気になるじゃないですか、その3つの条件。
皆「3つって、なににしたの?」
ミカ「まず、 背が高い人」
そこ身長がくるのかいっ!!
いきなり外見要素かよ!って感じなのですが、彼女は真剣に考え抜いて、この条件が必要だったそうです。(そうか・・・女性にとって身長ってそんなに大事なのか・・・)と身長170cmない僕としては複雑な心境でしたよ・・・
皆「じゃあ、2つ目は?」
ミカ「やさしい人」
普通だよ!!!
でも、考えてみたら30過ぎると表面的な優しさに騙されなくなってきますもんね。心の底から「この人はやさしい人なんだ」と思えたのでしょう。
皆「えと・・・3つ目は・・・?」
ミカ「真面目な人」
ふ・つ・う・だ・よ!!!
そんなやつどこにでもいるよ!!
(・・・いや、いないのか?
よくわからなくなってきた・・・)
本当に真剣に考えたのかよ!って、思いますが、考えた結果この3つになったそうです。まあこれは個人の好みですからね。重要な要素ってのは人によって違うのは当然なのですが。
新郎の方は式で初めて会ったので、そこまで人となりはわかりませんでしたが、確かに背が高くて、とても優しそうで、真面目さが溢れてるような人でした。
一人の独身女友達が言ったんです、
「なんで?私には無理!なんでそんな潔く決められるの!?」
そしたら
ミカ「だって私、子供が2、3人欲しいから」
確かにそれを言われたら納得ですわ・・・
まあもちろん、その他の条件を全く考慮しなかったわけではないでしょうが、それでも自分の中で「この3つの条件が揃っている人」という明確な基準を持って選んだのであれば、結婚生活で苦労することがあっても納得感は高そうです。
「結婚相手に求める条件は?」
はよく聞く質問ですが、
「結婚相手に求めない条件は?」
という切り口で考えるとまた違ったものが見えてくるかもしれません。