AIに仕事を奪われないための、3つの対策

(記事提供、掲載メディア:『スマダン』) 

「AIが仕事を奪う」と言われてずいぶん経つけど…

数年前から目立つようになった、「AIが仕事を奪う」という言葉。

それを裏付けるように、技術面ではロボット、知能面ではAIやブロックチェーンの技術が、ウェブニュースでも話題になることが増えました。

奪うとはどうも穏やかではないですが、実際にこうしたテクノロジーはどうやって僕たちの仕事に関わってくるのでしょうか?

奪うのは職ではなく「業務」

実はAIに取って代わるのは、職そのものではなくて「業務」です。いきなりその職業の業務全部が置き換わることは稀でしょう。どのような業務が置き換わるのというと、大きく「専門性」と「知能」に分けることができます。

専門性として挙げられるのは「ブルーカラー」と呼ばれる層の肉体労働や、特定の専門分野に特化したスキルを活かす仕事です。

今でもすでに一部の居酒屋や寿司屋が「液晶パネル注文」を導入していますよね。あれにより、飲食店のホールスタッフの仕事が一部減りました。

知能の面では「ホワイトカラー」と呼ばれる層の頭脳労働や深い専門知識を活かす知識層向きの仕事

特に「士業」の業務が置き換えられると言われます。公認会計士、建築士、税理士などの仕事の一部は、AIやブロックチェーンで代替した方が大幅にコスト削減できるとの予想が濃厚です。まだこの分野では実用化したものは少ないですが、すでに多くの企業がこれらの仲介業・代行業の自動化に取り組んでいます。

これからの変化に向き合うための3つの対策

もしも今後AIやロボットなど、テクノロジーが仕事を本当に奪ってくるのだとしたら、僕らには一体なにができるのでしょうか。

この記事を読んでいる皆様も、それぞれが様々な職に就いているので一概に「これをやれば大丈夫」という提案はできないのですが、“AI失業”しないための予防策はあります。

1.相手を知る

AIやロボットはなにかと話題になりますが、万能ではありません。得意なこと、苦手なことが明確にあります。

得意なことは正確な計算をしたり、決められたルールに沿って書類上のミスを発見したりといった内容。一度に複数の作業をこなすのは人よりも格段にスピーディです。

逆に人が話す言葉の行間を読み取って需要を総合的に判断したり、最終的な責任を取り、顧客を納得させるようなことはAIは苦手なのです。

今後もニュースで「AIでこんなことができるようになった!」「◯◯の店舗、従業員がロボット化」などの話題が相次ぐでしょう。そういう情報をウェブで見かけたら注意深く記事を読み込んで、今のテクノロジーではなにができるのか、どんな業界のどんな業務に活用されつつあるのか、という情報を常にアップデートしておきましょう。

2.単一の職業に依存しない

この記事のタイトルはわかりやすくするために「AIが仕事を奪う」としていますが、もう少し具体的に言うと、「経営者がAIの方が合理的・コスパが良いと判断した場合、人よりもAIを選択する」ということになります。

自分の会社の経営者がAIを導入することになれば、自分の仕事が楽になる一方で、AIに置き換え可能な仕事しかやってこなかった人は職を失う可能性が出てきます。

こういった変化に対応するためにも、一つの会社、一つの仕事に依存するのをやめましょう。もしもなんらかの理由である仕事がお払い箱になったとしても、他に仕事を持っていればより収入が安定しますし、精神的にも安心できます。「複業」をして収入源を複数持っておく、というのは変化の大きい時代にはとても有効な動き方です。

3.短期的に自分のキャリアを考える

日本では終身雇用文化が長らく続いていたので、未だに一つの会社に長く勤め続けることが美徳とされがちですが、これは変化の多い時代には非常に邪魔な価値観です。

テクノロジーの台頭によって「仕事が奪われる」ことにスポットが当たりがちですが、実はAIは新しい仕事を増やす、とも言われています。

  • 今までコストが掛かり過ぎてできなかった
  • 技術がなくてできなかった
  • AIで社会が変わり、人の動き方が変わった

こういった需要が顕在化していきます。

インターネットはその代表的な例でしょう。インターネットがなかった時代はウェブショップ経営者もウェブデザイナーも、ブロガーもSNSインフルエンサーもいませんでしたよね。

こういった変化にすぐに対応できるように、自分のキャリアは短期的に考えましょう。とりあえずクビにならなければいいや…というような考えでは、気づいたら会社と心中することになるかもしれません。3年、5年と自分が会社にいる期間を決めて、その期間だけ一生懸命やる、という発想に切り替えましょう。もちろんその見直しのタイミングで「この先、もう3年はやろう」と判断するのも一つの選択肢です。

大事なのは、終わりを決めること。終わりを見据えて仕事をすると、次のステップが見えやすいですし、いざ自分の人生に変化があった時も慌てずに対応できます。