ファスティング(断食)をして体重20kg減らした元酒好きの思考

(記事提供、掲載メディア:『スマダン』) 
ファスティング(断食)をして体重20kg減らした元酒好きの思考

あれほど酒呑みだった友人が……

しばらく連絡がなかった友人がから急に連絡があり、会うことになりました。
この友人はサービス業なので平日休みなことが多く、僕とこの友人はよく平日昼間から酒を飲む、というのが会った時のお約束のようになっていました。友人は大層な酒豪で、僕の2倍くらいのペースでグングン飲み進めるような人でしたので、誘われたこの日もどこで飲もうかな、と考えていました。

しかし会ってみると、激変!しかもあの大好きだった酒をやめたとのことで、それはもう驚きました。聞いてみると、「ファスティングに興味を持って、始めてみたらだんだん酒に興味が無くなってきた」とのこと。

ファスティング(断食)のすごい効果

ファスティングという言葉は日本ではあまり馴染みがないしれませんが、要は「断食」のことです。一定期間なにも食べない、ということを決めて体調を整える健康法の一種なのですが、これがこの友人にはとても合っていたようで、メキメキ効果が出ました。

元々70kg以上あった体重は52kgまで落ち、肌ツヤも良くなり、アラフォーなのに見た目は20代後半くらいに見えました。酒をやめて、酒を飲むのに使っていた時間が空いて暇になったので筋トレを始め、二の腕も太くなっていました。

オートファジーの仕組みから食習慣を考え直す

何が彼をここまで変えたのか? 彼によると「食習慣の常識を疑い、一から食べ方を見直した」のだそう。 

・そもそも、一日3食食べる必要があるのか?
・そもそも、炭水化物をこんなに大量に摂る必要があるのか?
・そもそも、酒が強いからといって酒を飲むべきなのか?

彼が参考にしたのは、オートファジーとファスティングの関係。詳しいことは省きますが、オートファジーとは、不要なたんぱく質を分解して新たにリサイクルする機能のこと。2016年には東京工業大の大隅良典栄誉教授が、細胞自身が不要なタンパク質を分解する「オートファジー」のしくみを分子レベルで解明し評価されたノーベル医学生理学賞を受賞したことでも有名になりました。

このオートファジーは「身体が飢餓状態になる」ことで働きやすくなる生体反応ということで、友人はファスティングを生活に取り入れ、健康改善につなげています。

この話を聞き、「僕もやってみたい!」と言ったところ、彼から勧められたのが以下のポイント。 

一日18時間、腹になにも入れない。その間、間食は絶対にしない
炭水化物を食べない。また加工食品をなるべく避け、素材に近いものを食べる
酒は判断力が鈍るから飲まない。しばらくすると自然と飲みたくなくなるから辛くない

酒に関しては、あれだけ酒好きだった友人が言った一言が忘れられません。

「酒はな、毒だ」

今まで友人と何十回、いや何百回と酒を酌み交わしてきた僕としては、この言葉には非常に味わい深いものがあります。

友人は医学の専門家でもないので、これはあくまでも彼個人の意見でしかありません。もしも興味のある方は「オートファジー」や「ファスティング」のキーワードでいろいろ調べてみてください。また実際にこのファスティングを始める時はきちんとした専門家の指導の元行うことをお勧めします。

食習慣に絶対的な正解はないけれど

どんな食べ物が体に良いのか、という考え方はある種、宗教のようなもので、皆それぞれの「自分にとってのベスト」な食習慣の思想があります。これは国や文化によっても大きく違い、たとえば南米では「コーラが風邪を治すのに良い」と言われたり、ドイツでは「体調不良の時はビール」と言われたりしますよね。

この記事では特定の食事法を強く勧めるようなことはしません。ただ、普段僕らが毎日漫然と行っている食事について、それは本当に人体にとって良い影響があるものなのか、実は見直すべき点はたくさんあるのではないか、一度疑ってみることが大事だと思います。

20代の頃だと、健康にこだわることは「ダサい」イメージがありますが、40代になると健康への意識が高く気配りできることは「かっこいい」ことへと変わります。アラフォーの人たちは、ぜひ自分の食生活についてもう一度考え直してみましょう!