TikTokを自分でやってみて気づいた、どんどん非言語になる世界

2021.10.26
 
マレーシアに住んでる人たちは、みんな英語を話す。
でも難しい英語は話さない、みんな「第二言語」だから。でもそれで国は回ってるし、経済は回ってる。
 
それを可能にしてるのはIT。昔は文字がないとコミュニケーションできなかったけど、画像や映像で説明することでどんどん「伝えられる」ようになってきてる
 
うちの父は今でもマレーシアで現役で働いてる71歳だけど、父の会社は船会社。
船員を育てないといけないんだけど、マレー人ではなく、賃金の低い隣国の人を雇うので、当然言葉が通じない。
 
なので、船会社なのに3Dアニメーション事業を立ち上げた。言語を使わなくても船員を教育できるようにするため。
 
そして今僕が仕事で関わってるTikTok
ここもノンバーバル(非言語)な世界。
 
TikTokgが世界的に伸びてるのは、まさに安価で手に入るスマホでの視聴に振り切ったのと、言葉がわからなくても楽しめる、というところに尽きると思ってる。
 
バズっている動画は、かなり多くが言語を使っていない。全く言葉を知らない外国人にも伝わるように作られてる動画ほど、影響力を増している。
 
日本にいると見えてこないけど、世界のほとんどの人は「言語」でコミュニケーションしてない。
 
言語こそが人類の文明の象徴だし、言語最強とか思ってたけど、TikTokをやり始めてから言語ってこんなにも無力だったのか、と愕然とした。
 
日本人は識字率高いから日本人は特に気付きにくいと思う。
 
日本の看板とか、案内文、説明文とか、かなり多くが「言葉」で説明しようとする。マレーシアと比べてみると、マレーシアの方が「絵」で伝えようとしてるのが、比較してみるとわかる。
 
文字で説明すればいい、とは一見当たり前の話なのだけど「言語で伝えれば伝わるでしょ」という一種の奢りでもある。
 
昔のネットって文字だけだったから、特に僕みたいな40代くらいの人は言語に頼りがち。これはアンラーニングしなくちゃいけない。
 
これからは「感覚」の時代で、大袈裟じゃなく芸術の感性が重要になると思う。アートなんて昔は金にもならなかったけどね…笑
 
でも、僕は相変わらず、言語で自分の考えをまとめるのが好きだし、言語が飛び交うブログやツイッターなどの古来のSNSもやめるつもりはない。