ビットコインのボラティリティ
ビットコインの「ボラティリティ」
ビットコインをはじめとする仮想通貨は、私たちが使っている円やドルなどの法定通貨よりも価格変動の度合いが大きいです。この価格変動性のことを「ボラティリティ」と言います。
たとえばビットコインとアメリカドルを比較すると、3~5倍のボラティリティがあると言われています。価格が大きく動きやすい、ということは、それだけ短期的に利益を出しやすい反面、価格が大きく下がる可能性もあります。
ボラティリティの大きい金融商品を買うということは、一般的にはハイリスク・ハイリターンと考えられますので、そこはきちんと認識した上で購入しましょう。
ビットコインの運用
この漫画を読んでいる方はきっとビットコインを今後買いたい、または買ってみて間もない方が多いかと思われますが、あなたは今後どのようにビットコインを運用したいでしょうか?
毎日チャートを見て分析し、頻繁に売り買いをして利益を出したいですか?
それとも、とりあえず少額を購入してしばらく様子を見てみて、たまに見直しをしつつ運用していきたいですか?
多くの方が後者に当てはまるかと思われます。日々の仕事や学業、生活は今まで通り過ごしつつ、資産の一部に仮想通貨を入れてみよう、と考えているのではないでしょうか。
もしもそのような中・長期的な運用を考えているのであれば、毎日チャートをじっくり見ることはお勧めしません。ビットコインの価格は今やSNSやマスメディアでもよく取り上げられるので目にする機会は多いでしょうし、積極的に確認する必要はありません。
取引所のスマホアプリの通知で簡単な価格変動が表示される機能がありますし、その程度で十分です。
投資初心者にありがちなパターン
なぜこのようなことを言うのかというと、あまり投資に慣れていない人がビットコインを購入すると、ビットコインの価格を追い過ぎて疲れてしまう、というパターンがよくあるからです。ほかの金融商品よりもボラティリティが大きいので、気持ちが振り回されてしまいがちになるのです。
投資において感情的になるのは良くないことので、少なくともはじめのうちは「ビットコインは長期的に価格が上がればいいや」くらいの、軽い気持ちでビットコインと付き合っていくことをお勧めします。