取引と販売の違い
取引所の「販売」と「取引」の機能
日本の取引所では、通常の個々のアカウント同士がそれぞれ値段を決めて取引する「取引所」だけでなく、取引所と直接取引ができる「販売所」という二つの機能があります。
取引所
取引所は、その名の通り取引をするところで、売りたい人と買いたい人がそれぞれ希望の価格を提示して、その希望にマッチした人同士の間で売買が完了します。
取引所の良いところは、その取引所の最低提示価格が明確にわかり、その値段で買うことができるので安く買うことができます。
ただ、取引が成立するのはあくまでも「売りたい/買いたい」という相手がいる場合のみ。
たとえばビットコインの価格が暴落している時は多くの人が売っているので、売りたい人が多く、買いたい人が少ない状態です。大げさな話、買いたい人が一人もいなければ、売ることができません。
販売所
販売所は、取引所が大元となり、個人が取引所を相手に売買するところです。
販売所が設定する価格は手数料が含まれている分、売るにしても買うにしても取引されている価格より若干損することとなります。
ただ、販売は取引よりも手軽にできる、また個人の取引相手がいなくてもすぐに取引できるというメリットがあります。
ビットコインを購入するのにまだ慣れていない人は、まずは販売所でビットコインを購入してみて、慣れてきたら取引に挑戦してみる、というのもよいでしょう。